かつてDongreeを起業する数年前、店主が当時暮らしていた2012年頃の京都の町では、東日本大震災を経て、暮らしや仕事を ”自ら創る”というマインドを持った20〜30代の移住者、起業家に溢れていました。

そしてそれまで考えられなかったような場所、例えばオフィス街の歩道上や古い雑居ビル、人の住まなくなった町屋など、至る所でクラフトマーケットや手作り市が開催されるようになりました。

そんな町の変化が気になり始め、様々な催しに足を運ぶたびに、『顔の見える作り手とお客さんが笑顔で交わるマーケット』というものに確かな価値の交換を見るようになりました。

値段の高い安いというモノサシとは別の、温度のある経済が確かにありました。

 

Dongreeの目指す豊かな暮らしとは、『この温かい経済』の中でこそ実現できると信じ、あらゆる『手しごと』にまつわるマーケットづくり続けています。

過去、多くの作家や職人の方々との信頼関係のもと、互いに利益を見出し楽しみ、『今、そのときにしか出来ないマーケットをつくる』、という可視化しにくい『やりがい』であったり『未来への投資』のようなものにエネルギーを注いできました。

Dongreeはこれからも手仕事の可能性を信じ、手仕事が世の中に循環する価値を提供していきたいと思っています。